骨盤の動きを変える!屈曲タイプの腰痛改善③
この記事は「前かがみになると痛い」屈曲タイプの腰痛へのエクササイズ方法のひとつ「骨盤の動きを変える方法!」が載っています!
・骨盤が動かない!
・前かがみになると腰が痛い!
・病院や接骨院に行っているのに変わらない!
・毎日5分のエクササイズからチャレンジ!
皆さまこんにちは。いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
この記事は屈曲タイプの腰痛フローチャートの3つ目です。

腰痛の原因をフローチャート式で探します。まだ行っていない方、最初のチェックはこちらからどうぞ↓↓
そして「前かがみになると痛い!屈曲タイプの腰痛!」のチェックフロー記事はこちらです↓↓
この記事では「骨盤の動きを変える方法!」を載せています。骨盤の動きといってもいくつかありまして、その中でも「前傾」「後傾」という動きを改善させていきます!
フローにて既にチェック済みの方!とにかく骨盤を動かしたい方!では進めていきましょう!まずは骨盤の簡単な説明です!
骨盤
今回の主役は「骨盤」です。
身体を動かす時はこの骨盤が必ず動きます。骨盤が動かないとその周辺の部位には非常に強いストレスがかかります。そもそも骨盤が動かさないといけない範囲を他の部位がフォローするからです。フォローした部位は本来の仕事に加え、余計なことまでやらされてしまいます。負担になるのは当然です。
さてこの骨盤、動きは「前に傾く(前傾)」「後ろに傾く(後傾)」「横(左右)に傾く(側方傾斜)」がチェックで見やすいポイントです。(左右別々の動きもありますがそれはまた別で説明します)
例えば前屈のとき、骨盤は基本的に「前傾」します。(動きのエラーとして後傾になってしまう場合が多々あります)
後屈のときは「後傾」します。(こちらも動きのエラーで反対になることもあります)
ということで身体を少し動かすだけで骨盤はよく動いています。この動きを止めたくないのです。
骨盤コントロール(前後)チェック
では実際に骨盤の動きがどうか確かめてみましょう!骨盤の「前傾」「後傾」の確認をしていきます。ここから骨盤が動いているか確認してみましょう。
仰向けになり写真のように脚を持ち上げる
股関節、膝ともに90度程度
腰と床のスキマを確認する
<合格ライン>
腰と床のスキマを自力であけられる/自力でなくせる
→スキマをあける目安は手のひらの厚み1-1.5枚
→スキマをなくす目安は完全になくなるまで
このスキマを広げたときは手のひら1〜1.5枚分入るくらい、スキマをなくした時は蟻も通れないくらい狭くする。これくらいコントロールできればOKです。
スキマを広げられる → 前傾できる
スキマをなくせる → 後傾できる
という見方ができます。どちらもできてほしい動きです。
★check point
骨盤の動きはセルフチェックで確認できる!
腰と床のスキマを広げられれば「前傾」OK!
スキマを無くせれば「後傾」OK!
→合格ラインにいかなければエクササイズへ!
→問題なければ別の原因を探す!
骨盤を前後に動かす
ではここからが改善方法です!お勧めするのエクササイズは4つ!骨盤の前傾 / 後傾をつくりましょう!
キャット
骨盤前傾、後傾を背中の動きに助けてもらいながら作ります。
・手は肩幅、膝は腰幅程度で四つ這いになる
・手で床を押す意識で背中全体を丸める
・戻ったときは背中全体を反らすイメージ
・反ったときは出来る限り力を抜くこと
・交互に20〜30回、×2〜3セット実施を
まず左の写真から。骨盤「後傾」です。そして右の写真は骨盤「前傾」です。
後傾は背中全体を丸めるイメージ、前傾は背中全体を反らすイメージです。最初は背中を動かすイメージが分かりやすいと思います。骨盤が背中に動かしてもらっていると思って下さい。
イメージが出来てきたら、意識を背中から骨盤へ移します。
四股
骨盤前傾の促しと、その周辺を柔らかくします。
・椅子に腰かけて開脚する
・姿勢は天井へ引き上げるイメージ
・姿勢を保ちつつ、お辞儀をする
・姿勢が保てる限界までお辞儀をしたら背中全体を丸める
・頭-上半身の重さで倒しておくイメージ、5秒キープ
・負担のないように起き上げる
・10〜15回、×1〜2セット実施
・それを1日のうちに3回目標!
腰のストレッチ効果の他にも、内転筋のストレッチにもかなり効果的です!
ヒップクロスオーバー
骨盤を後傾させる力をつけます。
・写真のように仰向けで膝90°に
・両手は横に広げておく
・膝がへその真上に来るように足を引き寄せる
・引き寄せた膝の角度を保ちつつ横に倒す
・肩が浮かない範囲で戻す
・15〜20回、×2〜3セット実施
膝を常に引き寄せておき、骨盤後傾を保っておくことがポイントです!
グッドモーニングエクササイズ
立って行うハムストリングのエクササイズです。
ハムストリングの柔軟性向上と筋力アップ、さらに体幹の強化もできます。
・足は腰幅程度に開いて立つ
・手を胸の前に合わせ、膝は少しだけ曲げておく
・膝の角度が変わらないように、お尻を後ろに引くようにお辞儀をする
・ハムストリングが伸びた意識ができたら上体を戻す
・最大でも上体が床と平行になるまでで止めること
・15〜20回、×2〜3セット!実施を!
膝角度、姿勢を保っておくことが大事です!
★check point
ストレッチは合計90秒を目指すこと!
できれば1日のうちに数回行う!
効果がでるまでは早くて2週間、普通は4週間くらい!
調子だけなら3日で変わることも!
効果がでたら再チェック!
合格ラインをクリアできたら次のフローへ!
フローチャート
エクササイズの効果が出てきたらもう一度「骨盤コントロール(前後)チェック」で確認を!
合格ラインまでいけば次のチェック項目です。

合格された方、次は「腹筋チェック」になります!↓↓
腰痛改善目指して頑張りましょう!
まとめ
今回のテーマは「骨盤コントロール」の改善でした。前かがみで痛くなる「屈曲タイプ」の腰痛の改善方法でもあります。
骨盤の動きはパフォーマンスを上げるにも必要な項目です!たくさん動かしましょう!
腰痛の場合、他の部位が原因ということも沢山あります。今回のチェックで行った「骨盤コントロール(前後)チェック」で問題なければ別の要因を探す必要があります!
フローチャートで確認しながら進めていきましょう!
フローチャートの記事はこちら↓↓
では次の記事でお会いしましょう!
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